ビューティフルワールド

新しいアルバム、好きなんだけど、にのみやの唄。が何を言ってるのかわからないのはわたしだけ?虹もギミゲも「君がやりたいことはわかる、わかるよ」って苦笑しながら受け入れられてたのに、今回全然理解できないんだけど。にのみやが本気を出すとああなるのか、それともにのみやが自分に求められてることを追求するとああなるのか、どっちなんだ。内容も意図も謎すぎる。あいばさんだったら悩まないけどにのみやだと悩まざるをえない。結局「泣いてもいいいよ」ってそれをいうために、いろいろ理由をつけて論証したり(〜から。の多用とか)、ケーススタディにしてみたり(貴方と書いてあんたと読むのくだり)、僕らがいるから大丈夫!って促したり、一曲かけて泣ける心理状態を作ってくれてる唄。ってことでいいの?それともにのみやが「にのみやくんも泣くの我慢してたら笑えなくなったことがあるんだね…」って察してもらいたいための唄?それにしても、“生きてること”と“嵐がそこにいてくれること”を説得材料にするなんてずるい。


Rock thisとJOYがお気に入り。JOYは山中湖の景色込みでだから、最初からシード権獲得済みだけど。あとしょうちゃんのソロは良いよねえ。甘くて平和で天国みたい。ずっと聴いていたい。しょうちゃんのラブ全開な歌ってほんと好き。わたしなんでさくらい担じゃないんだろう(お約束)。


なんか今回のアルバムは、風景コンとのつながりについていろんなことを思った。わたしは風景のアルバムがすごい好きなんだけど、やりたいことたくさん盛り込みたい!って勢いが先走ってとっちらかっちゃった感が嫌いじゃなかったんだよね。今回のほうがまとまりはあるけど、それはコンセプトが一環してるというよりは、嵐の守りたいものがはっきりしてるからなんじゃないかと。「僕の見ている風景」っていうのは、僕の見ている風景は何だろう?っていう命題であって、それをコンサートをしながら確認していくためのお題だったわけだね。その後に震災があって、しょうさんの言い方でいえば、非日常が日常になって日常が非日常になっちゃって。それでいえば、わたしにとっても2011年はほんとに普通じゃない年だから、このアルバムがチャレンジングすぎなくて、彼らの大切なビューティフルワールドを結晶みたいにぎゅっと閉じ込めたアルバムだったのは、わたしにも良かったなあと思う。自分が今こうしてパリで非日常な生活をしてるまっ最中にもしまじかる☆そんぐが来てたら、わたしきっと精神が崩壊してたね。
そのうえで、Rock thisの

「あなた方の前じゃ誤摩化せんぜ」

っていうのがすごい大事な気がしてて。アルバム全体でアイドルらしい夢とか希望とかを歌ってるけど、その根底にこれがあるのとないのでは全然ちがうよね。やさしくてわかりやすくてしたしみやすいけど、「あなた方の前じゃ誤摩化せんぜ」って。それってすごく嵐っぽいよなあと思って、あらためてしょうちゃんリスペクト。


あーでもこれはコンサート行きたくなっちゃうよねー。Beautiful World Tourは、ビューティフルなワールドツアーだったりしないのかなー