マイガール 第2話

ですが。
やー前にも書いたけど、50分ってすっごく長くない?つまんないって意味じゃないよ、まったく逆の意味で!全部のシーンにきゃふーとかはわぁーとかぶわっとか反応してたら、だいたい30分すぎたあたりで一回休憩入れたくなります。1話観終わると、体感としては4時間のお芝居観終わったときくらいの消耗ぐあい。本放送後だっていくらでも再生できるのに、そんな気軽に見れない自分がいます。


さてさて、2話めにしてマサムネコハルが一緒に寝起きする暮らしが始まったのですが、わたしが初見で反応したのはマサムネくんの葛藤というか、不器用さについて。先週もちらっと思ったんだけど、第1話はとにかく始まったことで舞い上がってたりマサムネくんの表情を追いかけたりするのに必死で、あんまり深く考えなかったんですが、たぶん、わたしはマサムネくんに性格的に似てる。

あいばさんも言ってましたが、ひとつのことに一生懸命になると他のことを冷静に考えられなくなるのですね。それで上手く行かないと、とても自分を責めてしまう。そこまでが1セット。だから、先週公園にコハルちゃんを置いていったのを「どんなDQNだよ」って巷では言われていましたが、自分だったら絶対そんなことしないって言い切れない気がした。ふつうに考えたらそんな無責任なことしないんだけど、そのときはそうするしか選択肢がないように思えて、結局後から後悔する、という。「コハルちゃん、どうして…!」っていう台詞はマサムネくんのキャラクター造形としてどうかと思いましたが。今回もわたしでさえ、なんでそこでそういう言い方するの!って思うところはあったけど、それがマサムネくんの不完全さであり、これまで6年間他の人と心から向き合うことを逃げてた結果なんだと思う。

それからね。昔好きだった人のことを忘れられないところ。草食っぽく見られるけど内側は頑固なところ。そして今回みたいに、コハルちゃんのことも仕事のこともちゃんとしたいと思ってるのにできなくて、周りの人にも上手く頼れなくて、行き詰まってしまうところ。マサムネくんを見ていると他人とは思えない。思い当たる節がありすぎる…。あと、自分をきちんと保つためにある1点だけは思い出さないようにコントロールしているけど、ほんとは泣き虫なところ。マサムネくんが言っててドキッとした。「いま陽子さんのことを思い出すと一歩も進めなくなりそうだった」 うわー…あいばさんに言われると重いわ。なぜならわたしにとってはあいばさんだって逃げ場なのを自覚してるから。

そして自分も含め、こういう人種の人の傾向として、とつぜん思い切ったことをして周囲を驚かせるようです。最後にコハルちゃんのことを「僕の娘です」って宣言したマサムネくん。その前の、自転車のキャリアーつけるところでわたしはすっごい嬉しくなってしまったんだけど、「僕の娘です」って言った後の北村さんの台詞が真実だよね。「これから子ども抱えて仕事続けていけんのか」 マサムネくんはもう充分判ってて覚悟もしてるんだけど、結局どうすればコハルちゃんのことを大切にしながら仕事もがんばれるのか、会社の人にはまだ説明できる段階になってないと思うんだよなぁ…。

自分語りですみません。語りついでにあと一つ。マサムネくんがカメラ持ってるシーンが、これまで一度もないのがすっごい引っかかる。高卒でスタジオにバイトで入るって、だいぶ写真好きだと思うんだけどな。今だったら、最初にテレビ誌のプロフィールでカメラマンアシスタントって書いてるの見なければ、そんなに本気な感じしないもの。あの部屋だって、すごい好きな雰囲気ではあるけれど、カメラマンになりたい人の部屋って感じはしない。そういうリアリティって大事だと思うんだよね。まあどうしてここを熱弁しているかというと、航空科のあいばさんがメカニックを扱う姿に萌えたいからです!