大事な雑誌2冊

あいばさんのファッションがもれなく好みなのですが、シンプルでもデコラティブでもいけるのは、あのやわらかい顔とおしゃれっぽいスタイルのおかげだとおもいます。でも黒目がちなおめめが若干小さく見えたのは、やっぱり疲れてるせいかと。だいじょうぶですか、あいばさん。


さて永久保存確定の雑誌2冊のこと。

+act.Mini. ( プラスアクトミニ ) VOL.7 2009年 12月号 [雑誌]

+act.Mini. ( プラスアクトミニ ) VOL.7 2009年 12月号 [雑誌]

パラリと開いた瞬間、くしゃくしゃ笑うあいばさんの表情に胸を鷲掴みにされた。光に溶けそうなあいばさん。なんかわかんないけど切なくなって自分が泣くかと思った。でも泣かなかった。"待望"のロングインタビュー読んだら、あまりにふつうでいつもどおりのあいばさんだったから。文字を追うというよりは、あいばさんの声に変換して「聞く」感じだった。あの一生懸命で現代っ子なしゃべり方、すごいリアルすぎるほど脳内で再生できる。
それにしてもこの人は本当に…自分のことを説明するのが下手だなぁ。何回「わかんないんだよねぇ」っていってるか。嘘をついたり一応言葉にしてみたりするでもなくて、わかんないことはわかんないっていうんだよね、あいばさんは。でも「わかんないんだけど、凄いんだよね」「それを分解して分析したりしては考えられないっていうかさ…」って、思った感情はホンモノだって、ちゃんと伝えたい気持ちはあるんだよね。それは伝わってる。だけどもしわたしがインタビュアーでも、このインタビュアーの人と同じくらいフォロー入れたくなると思う 笑。ほんとはインタビュアーが言葉を補うのって好きじゃないんだけど、あいばさんに関しては仕方ないわ。
芝居について、嵐について、モチベーションについて。一応語ってるんだけど読んでも結局よくわからないのは、あいばさんが言語化して身体に覚えさせようとしてないからだろうな。その人を語るにあたって、本人から出た言葉にはしがみつきたくなるし説得力も出てきちゃうけど、あいばさんに関してはそれが通用しない。写真のほうが、インタビューよりずっと雄弁だと思う。
でも一カ所、こないだもそうだったけどはっきりと言い切ったところがあったね。「俺ね、いちばんいらない感情が『嫉妬』だと思うの」 なんか…ぞくっとした。その発言がすばらしいかどうかはわからないけど、やっぱりこの人、はかりしれない…。なにがあったんだろう学生時代に。



H (エイチ) 2009年 12月号 2009年 12月号 [雑誌]

H (エイチ) 2009年 12月号 2009年 12月号 [雑誌]

こういう風にそれぞれ真面目に深く語ってるのを読むのは、初めてかもしれない。それでね、いちばん始めに思ったのが、彼ら5人のなかで同じ気持ちでいるところと違う気持ちでいるところがあっておもしろいなぁと。
最初に気づいたのがあいばさんとまつもっさん。まつもっさんが今すごく頭の中にあるという3つのうち、「伝える」と「全力でやる」という2つ。そこだけ抜き出してみたらまんまあいばさんじゃん、と思って。一見遠そうな2人の取り組み方が全く重なってるというのはちょっと興味深い。というか、あいばさんはまんまなんだけど、まつじゅんが比較的あいばさん寄りなのがすごい予想外で。それから、あいばさんとキャプテンとしょうちゃんが「かっこいいことだけしててもかっこよくない」っていう話をしてて、語り口はまったく違うんだけど、みんな自分からその話題に持って行ってたから、今だいぶそのことを意識してるんだなぁって思った。
意外と違ってたのは、にのとしょうちゃん。それにしてもにのの「右側に100円があって左側に1万円があって」の比喩はほんとにすごいな。あいばさんと逆でさ、この人は言語化する処理能力が高すぎる。んでその比喩の話、どっちの道を目指すわけでもなく今できることをやるだけ、というのがにのの未来観。しょうちゃんの場合は、「人の心に未来永劫残りたい」「あの日に戻れるとしても同じ道、選ぶと思う」ってすごくはっきりしてる。まあ、にのの価値観のほうがマイノリティだと思うけど、あらしのなかでも計算のできるこの2人が、片方はなりたい未来の姿から逆算して今のあり方を考え、もう片方はその逆算の意味を考えた上で計算すること自体を放棄してる。ちなみにもしこの2人のどちらかが母親だったら、にのみたいなお母さんがいいな。こういうお母さんに育てられたい。(ってかなんでお母さん妄想になるのかは不明)
ところで最近思うんだけど、嵐がこの5人じゃなかったらどうだったんだろうって。この5人が出逢ったことが奇跡だ、ほんとこの5人で良かった、みたいに言われすぎてるんじゃないかって気がして、もし1人が誰か別の人だったらどうなってたんだろうって想像するの。そしたら、今の嵐とはやっぱり違ってきちゃうけれど、残った4人はみんなやっぱり「俺、嵐大好き!」になるんじゃないかと思えた。その入れ替えられた1人の影響力にもよるけど。でもにのの言ってたことが真実なんじゃないかと思うんだよね。「この5人組が『明日から嵐ですよ』って言われたら、『ああ、明日から嵐か』ってなるでしょう」その辺の心境についてはよくわからないから、「なるでしょう」っていわれて「なるよねー」とは思えないけど、そうやって自分たちで嵐を育ててきた人たちなのは確か。少なくとも自分が5分の1を背負ってる、って思ったらがんばれる人たちだったんだと思う。だから愛情もひとしおなんだろう。
そんな記念すべきアニバーサリースペシャル号、表紙のしょうちゃんがちょう美しいのですが、どうしたことですか。