思春期に少年から大人に変わる

暗闇に浮かび上がるツタンカーメンに救われた。泣かなかったあいばの頭をなでてあげたいと思った。ハーフ乳首でジェスチャーするしょうちゃんはいつも以上に輝いてみえた。にのみやが臆面もなく言った四文字漢字に頭痛がした。最後のろうそく、この人がリーダーで本当によかったと思った。

最終回はほんとにみんなそれぞれいい仕事してた。わたしが見てた期間なんて最後のほうのほんのわずかだけど、この子たちはこの番組をやりながら、5人でいるときのバランスのとり方を一生懸命身体で覚えてきたんだろう。のびのびとぐだぐだといきいきといちゃいちゃを全部やれる場所があるなんて幸せだったんだなぁと、卒業した今ならわかる。

卒業、というものは大人になるとだんだんなくなってくる。全員がいっぺんに「おしまい!」って終われることってそんなになくて、自分だけがそこから離れることになったり、他の誰かがいなくなって代わりの人が来たりする。この番組だって、名前やスタッフやスタジオが少しずつ変わってきた。それでも変わらない「らしさ」を意識的に守りながらこれまでやってきてくれたのは、嵐の黎明期という独特の季節をいっしょに過ごしたからだと思う。一度上がった朝日は東に落ちることはない。だから、この子たちにとってはこれが最後の「卒業」かもしれない。

5×10、ラキメン、特攻野郎、ピーマンのテーマ。音楽がいちいち抜かりなくて脱帽する。ありがとうありがとう。数々の思い出の小道具も「置いておいただけ」としれっと言い張るスタッフの温かい心遣いにも感謝する。だんだん電気が暗くなるってどんだけシュールなんだよ、と絶賛したい。おかげでこちらは、めそめそげらげら忙しかったよ!ベッドで暴れすぎておふとんの中綿が切れたっつうの!



だけど、そして幕開け第二章、だもんね。しやがれがんばってね。楽しみにしてる。そしてぜったい実験SPで戻ってきてください。まだ初島着いてないもんねしょうちゃん!